LINE広告とは?仕組みや特徴・効果的な運用方法を一挙公開!

マーケティングコラム

LINE広告とは?仕組みや特徴・効果的な運用方法を一挙公開!
この記事でわかること
  • LINE広告の仕組みや特徴
  • LINE広告運用の効果を高めるコツ
  • LINE広告を活用した企業の成功事例

LINE広告を活用し新規顧客の獲得を目指す企業が年々増えていますが、御社も「LINE広告を利用して見込み客を集められないか?」とお考えではないでしょうか?

結論を言いますと、LINE広告を正しく運用すれば、見込み客を集めることは可能です。

LINEの月間利用者数は9,400万人を超えており、LINE広告を使わない手はないと言えるほど効果的な広告媒体とも言えます。

さて、今回はLINE広告の特徴・仕組みを解説するとともに、LINE広告運用の効果を高めるコツや成功事例をご紹介します。

効果的なLINE広告を運用し自社の売上を上げたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

LINE広告とは

LINE広告とは、コミュニケーションアプリ「LINE」上で配信される運用型広告のことです。

LINEの月間利用者数は9,400万人を誇り、SNS広告の中でも国内最大規模のリーチが期待できます。

LINEのトークルーム・タイムライン・ニュースなど、さまざまな場所に広告を掲載することができたり、最適な広告をリアルタイムで設定できたりします。

日本最大級の広告市場で自社に合った広告運用をすれば、より高い費用対効果を得ることができるでしょう。

 

LINE広告の特徴

ここではLINE広告の特徴を、Twitter広告・Facebook広告・Google広告などのリスティング広告と比較した場合における、メリット・デメリットから解説します。

メリット

LINE広告を利用する最大のメリットは、LINE上でしかリーチできないユーザー層にアプローチできることです。

引用元:LINE Business Guide

LINEアプリは年齢・性別問わず幅広いユーザーが利用しており、国内の月間利用者数が9,400万人以上と日本の人口の約7割をカバーしています。

上記をみると、Twitter・Facebookではリーチできないユーザーが39.6%他のサービスではリーチできないユーザーが16.9%に上るということがわかります。

LINEは利用頻度の高さだけでなく、LINE上でしかリーチできないユーザー層にまでアプローチすることができるのです。

デメリット

LINE広告の主なデメリットは、下記の2つです。

  • クリック率が低い
  • 即日出稿ができない

それぞれ詳しく解説します。

クリック率が低い

LINEアプリは主にコミュニケーションツールとして利用されているため、TwitterやFacebook、Googleなど、主に情報収集として機能するプラットフォームを利用した広告に比べて、クリック率が低くなる傾向があります。

LINE広告ではクリック率が低いとインプレッションも下がる仕組みになっているため、広告配信スタート時にクリック率をどのように稼ぐかが、広告運用のポイントとして重要になってくるのです。

即日出稿ができない

LINE広告は審査に時間を要するため、即日出稿ができない場合があります。

リスティング広告などは、規約に抵触しているなど問題がなければ即日出稿が可能です。

しかしLINE広告の場合、アカウント審査とクリエイティブ審査の2段階を踏むため審査に時間がかかり、広告アカウントを作成してから配信するまで最大10営業日ほどかかるのです。

そのため、即日配信など広告配信を急いでいる場合には不向きだと言えるでしょう。

LINE広告配信の仕組み

LINE広告はさまざまな配信機能があり、ここでは各配信機能の仕組みをご紹介します。

LINE広告を運用する際、特に押さえておきたい配信機能は下記の3つです。

  • オーディエンスセグメント配信
  • オーディエンス配信
  • 友だち追加

それぞれ詳しく解説します

オーディエンスセグメント配信

LINE広告には「オーディエンスセグメント配信」という機能があります。

オーディエンスセグメント配信は、LINEユーザーの性別・年代・エリア情報・行動履歴・LINEアプリ内の閲覧履歴・広告接触情報から、アクションに繋げやすいユーザーをターゲティングできます。

配信対象と掛け合わせて幅広いユーザーに精度の高い配信ができるため、費用対効果が高くなるのが最大の特徴です。

また「詳細ターゲティング配信」という機能を利用すれば、LINEユーザーの趣味・関心・行動・属性・購買意向を細かく設定・除外して配信できるため、購買意欲の高いユーザーにアプローチできます。

これら2つの機能をうまく活用することで、より効果的な広告配信が可能となります。

オーディエンス配信

オーディエンス配信」とは、既存のユーザーデータを活用することで、配信対象をターゲットと類似している属性(類似オーディエンス)に絞って配信する機能のことです。

例えば、自社サイトで設定しているLINE 公式アカウントに登録しているユーザーのオーディエンス情報を活用して、類似オーディエンスに広告を配信することができます。

LINE公式アカウントを友だち追加しているユーザーであれば、自社製品・サービスに強い関心を持っている可能性が高いため、友だち追加したユーザーの類似オーディエンスも新規顧客になる可能性があり、広告配信の方法としては非常に有効な手段と言えます。

このようにオーディエンス配信を活用することで、より自社製品・サービスに強い関心を持っているターゲットへの広告配信が実現するのです。

友だち追加

友だち追加」とは、LINE公式アカウントの友だちを獲得するための広告です。

友だち追加は自然な流れで公式アカウントに誘導できるため、自社製品・サービスに関心のある見込み客を獲得できます。

友だち追加後はメッセージを配信したり、サービスの案内をしたりして、コミュニケーションを取りながら自社製品・サービスの販促を促す場合に最適な配信方法となります。

配信面の種類

LINE広告の配信面は以下の14種類あります。

配信面内容
トークリストトークリストでは、トーク画面の最上部に広告を表示させることができます。
LINE NEWSLINE NEWSの月間利用者数は約6,800万人以上と非常に高く、324媒体のアカウントメディアに広告配信ができるという特徴です。
LINE VOOMLINE VOOMでは、4,900万人以上のユーザーが月に一回以上広告に接触しており、外部送客・ダイレクトレスポンス・アプリDLの促進が期待できます。
ウォレットLINEのお財布ともいわれるウォレットに広告を配信することで、購買意欲の高いユーザーにリーチすることができます。
LINEマンガ誰でも気軽に楽しめるLINEマンガに広告を出稿すれば、ユーザー属性に関わらず幅広い層に自社の存在を知ってもらうことができます。
LINEポイントポイント獲得と引き換えに、ユーザーに対し友だち追加・動画視聴・ミッションのクリアなどを促すことができます。
LINE BLOGブログを更新するとLINE公式アカウントのタイムラインに流れたり、ユーザーとコミュニケーションが取れたりします。そのため、親近感を持ってもらいやすいといった特徴があります。
LINEチラシユーザーが店舗型のお店で購入を迷っているとき、LINEユーザーごとにパーソナライズされた近隣店舗のチラシが掲載される仕組みです。そのため、非常に購買意欲の高いユーザーにアプローチできます。
LINEクーポン全国50,000店舗のお店が対象であり、画面を提示するだけでクーポンが利用できるサービスです。お買い得情報に敏感な40〜50代女性をターゲティングすれば、より効果的な広告リーチが可能になります。
LINEマイカードさまざまなポイントカード・会員証などを、LINEアプリ内でまとめられるサービスです。暮らしに対する感度の高いユーザーにターゲットを絞れば、有効性あるアプローチが実現します。
LINEショッピングLINEショッピングでは、ファッション・雑貨・スポーツなど約1億点を超える商品を取り揃えています。それらの商品と類似性の高い広告を配信することで、購買意欲の高いユーザーに情報を届けられるのです。
LINE広告ネットワークLINE広告ネットワークでは、10,000を超えるライフスタイル系アプリ・マンガアプリが取り揃えられています。そのため多様なジャンルの蓄積データから、より効果的な広告配信が期待できます。
ホームホームはLINEアプリの入口であり、利用者が必ず目にする場所であるため、大規模な広告リーチが実現します。
LINE MonaryLINE Monaryは、お金にまつわる幅広い知識を提供するサービスです。そのため、お得情報・節約・保険・投資に対する感度の高いユーザーをターゲティングすれば、より効果ある広告運用になるでしょう。

 

LINE広告の費用

LINE広告である運用型広告はオークション形式で表示されるため、特に決まった費用や利用料金はありません。

低予算から始められますが、オークションに勝って広告を表示させるには、ある程度のコストがかかります。

「課金」や「入札」の設定を適切に行えば、効果的な広告配信を実現できるでしょう。

LINE広告の課金形態と入札方法を詳しく解説します。

LINE広告の課金形態

LINE広告の課金形態は、下記の3つに分けられます。

  • クリック課金(CPC)
  • インプレッション課金(CPM)
  • 友だち追加ごとの課金

それぞれ解説します。

クリック課金(CPC)

クリック課金(CPC)とは、ユーザーが広告をクリックしてリンク先のページに移動すると、課金が発生する広告形式のことです。

広告が単に表示されるだけでは費用は発生せず、広告主はクリック数を増やすことで効果的な宣伝が行えます。

インプレッション課金(CPM)

インプレッション課金(CPM)とは、ユーザーの画面上に広告が表示されると料金が発生する広告形式のことです。

広告主は多くのユーザーに広告を出稿することで、より効果的な宣伝が行えます。

CPMは広告が1,000回表示された場合の費用を示し、広告主はこの費用を支払うことで広告を掲載できます。

友だち追加ごとの課金

友だち追加ごとの課金とは、ユーザーが広告をクリックしてLINE公式アカウントを友だち追加することで、課金が発生する「成果報酬型」の広告形式のことです。

この課金方式は、クリック課金やインプレッション課金よりも費用対効果が高いという特徴があります。

上記の課金形態により、実際の費用や利用料金が決定します。

LINE広告の入札方法

LINE広告の入札方法は、下記の2つに分けられます。

  • 自動入札
  • 手動入札

それぞれ解説します。

自動入札

自動入札とは、あらかじめ設定した予算内で入札額を自動的に調整する仕組みのことです。

自動入札は機械学習を用いることで、過去のデータから最適な広告配信を実施します。

自動入札の最低入札単価の例は下記です。(2022年9月時点)

    • Webサイトのアクセスを促す場合:36円以上
    • 友だち追加を促す場合:75円以上

手動入札

手動入札とは、広告運用の担当者が最適な単価を設定し入札額を手動で調整する仕組みのことです。

手動入札は機械学習を利用する自動入札と比較すると手間はかかりますが、担当者の判断・戦略をより反映できるため柔軟な運用が可能です。

手動入札の最低入札単価の例は下記です。(2022年9月時点)

  • Webサイトのアクセスを促す場合:24円以上
  • 友だち追加を促す場合:50円以上

利用する配信機能や得たい効果を考慮して、自社にあった入札方法を選ぶことが重要です。

 

LINE広告運用の効果を高めるコツ

ここからは、LINE広告運用の効果を高めるコツについて解説します。

  • 自動入札を導入する
  • リターゲティングを活用する
  • ユーザーの興味を惹くようなクリエイティブを作成する

一つずつ解説します。

自動入札を導入する

自動入札を導入することで、下記のような効果が得られます。

  • 手動入札より配信精度を高めることができる
  • 入札にかかる工数を減らし広告配信の効率化が図れる

自動入札は、機械学習のアルゴリズムにより正確なターゲティングができ、配信精度を高めることができます。

例えば、クリック数・コンバージョン数・インプレッション数といった目的に対し、最も効率的な入札額が自動で決まります。

また手動入札では、データ収集・分析に時間がかかるため、ユーザーの行動が変化したとき、絶好のチャンスを逃す恐れがあるでしょう。

しかし、自動入札ではAIが広告を効率良く運用してくれるため、そういった機会損失を防ぐことができます。

自動入札を導入して配信精度を高め、効率的な広告配信を目指しましょう。

リターゲティングを活用する

リターゲティング配信を活用することで、コンバージョン率を高めることができます。

リターゲティングとは?
リターゲティングとは、Web広告の手法の一つで、Webサイトに訪問したことのあるユーザーの行動を分析し、再度そのユーザーに広告を表示させる仕組みのことです。

広告をクリックした人であればサービスに対して多少の興味があるため、広告の接触回数を増やすことで、コンバージョン数の増加が期待できるのです。

また、コンバージョン率の高いユーザーに絞ってアプローチができるため、費用対効果の向上も見込めます。

ユーザーの興味を惹くようなクリエイティブを作成する

ユーザーの興味を惹くようなクリエイティブを作成することで、ユーザーの購買行動につなげやすくなります。

例えば、動画の再生とともにユーザーの気持ちを段階的に盛り上げることができれば、ユーザーは指先を止めてくれるでしょう。

このときパッと見てわかる、ユーザーの興味を惹くようなクリエイティブを作成する必要があります。

LINE広告のクリエイティブはテキストだけでなく、静止画・動画・ディスクリプションなどさまざまなアプローチが可能です。

クリエイティブをうまく活用することで、ユーザーの購買行動につなげることができます。

 

LINE広告を活用した企業の成功事例

では、実際にLINE広告で成果をあげた企業の成功事例を、3つご紹介します。

  • 嘉穂無線ホールディングス株式会社
  • 株式会社スナックミー
  • 株式会社Sparty

一つずつ解説します。

嘉穂無線ホールディングス株式会社

ホームセンターを展開している「嘉穂無線ホールディングス株式会社」は、LINE広告を使って自社のLINE公式アカウントに30万人友だち追加してもらうことができました。

成功要因として、店舗周辺に住むターゲットをセグメント化し配信設定を工夫したことが挙げられます。

友だち追加してもらったことで、実店舗への効果的な集客を実現することができたのです。

株式会社スナックミー

おやつの定期便を提供している「株式会社スナックミー」は、類似オーディエンス配信などを活用して、全体の30%を占める新規顧客を獲得しました。

ユーザーの行動を緻密にリターゲティングできたことが、成功要因といえるでしょう。

LINEアプリをコミュニケーションの場と捉え、親近感が湧く写真を投稿したり、メリットを提示したりしたことによって、コンバージョン率を向上させることができたのです。

株式会社Sparty

若年層の女性をターゲットにヘアケア商品を販売する「株式会社Sparty」は、インパクトあるクリエイティブ広告を作成し、コンバージョン数を3倍に伸ばすことができました。

成功要因として、クリエイティブ広告にモデル・タレントをイメージモデルを起用したり、季節限定の商品情報を盛り込んだりしたことが挙げられます。

またキャッチコピーでは、Spartyならではのベネフィットを落とし込んだ言葉を入れたことによって、ユーザーのクリック率が上がったのです。

 

まとめ

今回は、LINE広告の特徴・仕組みと併せて、LINE広告運用の効果を高めるコツや成功事例をご紹介しました。

LINE広告は国内最大規模のリーチが可能であり、他のWebサービスでは届かない層にまでアプローチすることができるため、新規顧客獲得に優れたプラットフォームなのです。

近年、多くのビジネスでLINE広告が採用されており、成果を出す企業が増えてきました。

一方、効果的な広告運用を行うには、配信設定やWebマーケティングに関する知識・スキルが必要不可欠です。

もし、LINE広告を活用して、自社サービスを普及したいとお考えであれば一度、下記の当社公式LINEに登録し、お問い合わせください。

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