ランディングページとリスティング広告の関係性とは?活用法や作成ポイントを解説

マーケティングコラム

ランディングページとリスティング広告の関係性とは?活用法や作成ポイントを解説
この記事でわかること
  • ランディングページとリスティング広告の関係性
  • ランディングページの必要性
  • ランディングページが不要なケース
  • リスティング広告の効果を高めるLPのポイント

「リスティング広告を掲載しようと考えているが、ランディングページ(LP)は必要なのだろうか?」と悩んでいる人もいらっしゃると思います。

結論から言うと、リスティング広告の効果を高めるためにランディングページは必要となるケースがほとんどです。

ただし、例外的にランディングページが必要とならない場合もあります。

では、自社のプロダクトの場合必要なのか、気になりますよね。

そこで当記事では、リスティング広告を出す際に、どのような条件でランディングページが必要かどうか判断すべきかや、作成時のポイントなど詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

リスティング広告にランディングページは必要?

結論から言うと、リスティング広告にランディングページは必要となるケースがほとんどです。

例えば、特定の商品を販売する時やセミナーの集客をする際に使われます。

では、こういったケースの場合になぜランディングページを必要とするかというと、次の4つの理由からです。

LPが必要な理由・ターゲットを絞って訴求をするため
・広告の品質に関係するため
・広告のリンク先URLとして活用するため
・ABテストで効果測定をしたいときにもLPは有効

なぜリスティング広告の掲載時にランディングページが必要なのか、上記4つの理由を詳しくお伝えします。

ターゲットを絞って訴求をするため

ランディングページとリスティング広告の関係性でも軽く触れましたが、ランディングページを作成することで、ターゲットを絞って効果的に訴求を行うことができます。

自社ホームページやブログだと色々な情報が詰まっているため、ユーザーは欲しい情報をその中から自分で探し出すという手間が発生します。

しかし、予めターゲットを絞りランディングページを作成しておけば、ユーザーの欲しい情報は一目瞭然です。

ユーザーに無駄な手間をかけさせず欲しい情報を的確に伝えていけば、より効果的に訴求ができ成約へと繋がりやすくなります。

広告の品質に関係するため

ランディングページはリスティング広告の品質を上げるためにも有効です。

リスティング広告には、広告の品質を決定する要素があります。

そのうちの一つが『広告の関連性』です。

ユーザーの検索意図とランディングページの内容が一致しているかどうかを評価します。

自社ホームページやブログですと、ユーザーの検索意図とは関係ない情報まで盛り込まれてしまうため広告との関連性の評価が下がりやすくなりますが、一方でリスティング広告専用の検索意図に合ったランディングページを作成することで広告評価を向上させることができるのです。

リスティング広告の評価が上がると同じ費用でも検索上位に表示されやすくなり、より成果獲得へ繋がるため、ランディングページを作成することをおすすめします。

広告のリンク先URLとして活用するため

リスティング広告でユーザーに訴求を促したい商品やサービスのWEBサイトを持っていない場合も、ランディングページが役に立ちます。

WEBサイトはトップページや問い合わせ、商品ページなど複数のページを作成しなくてはなりません。

しかし、ランディングページはターゲットであるユーザーに伝えたい情報を1ページにまとめるだけで済みます。

手間はもちろん、WEBサイトを1から作るよりランディングページを作成した方が費用も抑えることも可能です。

また、自社ホームページやブログを所持している場合でも、期間限定のキャンペーンを行う際などはランディングページをリンク先URLに設定することをおすすめします。

キャンペーンのランディングページを作成すれば、リスティング広告からユーザーを直接キャンペーン情報へ誘導することができるため効果的な訴求に繋がるでしょう。

ABテストで効果測定をしたいときにもLPは有効

ABテストでリスティングの効果測定をしたい際にもランディングページをはとても有効です。

ABテストとは?広告などを最適化するために特定の要素を変更したランディングページや広告を複数用意して実施するテストのこと。

ABテストでは、成果の比較を同時進行で行うため、変更要素以外の時期や状況など外的要因をほぼ気にせずに、それぞれのパターン評価を正しく行うことができます。

WEBサイトの場合いくつも作成するのは時間も手間も費用もかかりますが、ランディングページであれば比較的低コストで簡単に用意することが可能です。

そのため、いくつかのランディングページでABテストを実施し、より効果的な訴求方法を発見することも容易にできるということです。

 

リスティング広告にランディングページが不要なケース

リスティング広告を運用する際はランディングページが有効であると解説してきましたが、冒頭でもお伝えした通りランディングページが絶対に必要であるというわけではありません

例えば、ユーザーが比較を要望している場合です。

リスティング広告にランディングページが不要なケース

不動産業界を例に挙げてみると、家を借りたい・買いたいなどという気持ちがあるユーザーは、ランディングページでひとつの物件を見て即決定ということはあまりないでしょう。

それよりも、いくつかの物件を比較検討してじっくり決めたいという欲求があるはずです。

このように、複数の商品を同時に紹介した方がお客様が購入しやすい商品の場合は、ランディングページより自社ホームページに誘導し、比較検討を促す方が良いでしょう。

 

リスティング広告の効果を高めるLP作成8つのポイント

ランディングページはリスティング広告の効果を高めるために有効ですが、効果を最大限発揮するために次の8つのポイントを押さえる必要があります。

LP作成8つのポイント1.まずはターゲット層を明確にする
2.機能よりベネフィットを伝える
3.商品やサービスを比較して提供する
4.ユーザーの不安を解消するコンテンツを置く
5.画像はターゲット層に適したものを採用する
6.購入ボタンは適切な位置に配置
7.ページ表示速度が遅いと離脱を招く
8.クロージングやオファーで購入・申込を促進

こちらの8つのポイントについて順を追って解説します。

1.まずはターゲット層を明確にする

リスティング広告のランディングページを作成するとき、まずターゲットを明確にする必要があります

リスティング広告はユーザーが検索エンジンでキーワードを検索した際に表示される広告なので、まずはどのような層がどんな意図で検索しているのかを理解したうえで、検索意図に合った訴求をしなければユーザーの心を掴むことはできません。

また、アピールしたい商品やサービスが20代をターゲットにしているのに、50代に向けたランディングページを作成しても20代へ的確に訴求はできないでしょう。

ランディングページの作成に取り掛かる前にターゲット層を明確にして、ブレのない内容を作成することが大切です。

2.機能よりベネフィットを伝える

ランディングページでは、商品やサービスの機能ではなくベネフィットを伝えてください。

ベネフィットとは?顧客が商品やサービスから得ることのできる効果や利益のこと。

ベネフィットは、メリットと混同しやすいので注意しましょう。

ベネフィットメリット
商品やサービスを購入することで顧客が得られる利益商品やサービスの特徴

例えば、電子書籍の場合のメリットは

  • 重い本を持ち歩く必要が無い
  • 大量の本を収納する必要が無い
  • 24時間365日いつでも購入できる

などが挙げられます。

対してベネフィットは、

  • いつでもどこにいても好きな本を購入し読むことができるので「読みたいのに今手元に本が無い」という煩わしさから解放される
  • スマホやタブレットなど端末に何万冊もの書籍を保管できるので、自宅の収納スペースを圧迫することがなくなり部屋を広く他のスペースにあてることができる

などが挙げられます。

ランディングページでは、機能やメリットを伝えるのではなくベネフィットを十分に伝え、ユーザーに「この商品やサービスを購入すれば自分にこんな良い未来が待っているんだ」とリアルに想像させることで成約につながります。

3.商品やサービスを比較して提供する

ランディングページでは、自社商品やサービスと競合の比較を用いる手法も効果的です。

ユーザーの多くは、商品やサービスを購入する際に

  • 本当にこの商品で良いのか?
  • 他に優れている商品はないのか?

など、いくつかの類似品と比較検討することが一般的です。

そのため、自社商品やサービスが競合と比べどれだけ優れており、ユーザーの願望を叶えられるのかを伝えることが大切になります。

商品やサービスの比較は、商品やサービスに魅力を感じているが購入に踏み切れていない層へのアプローチに有効なのでランディングページ中盤に配置すると良いでしょう。

4.ユーザーの不安を解消するコンテンツを置く

リスティング広告からランディングページを閲覧したユーザーの多くは、商品やサービスの購入に少なからず不安を抱いています。

  • どんな手順で購入するのだろう?
  • 利用者の評判はどうなんだろう?
  • 解約や問い合わせは簡単にできるのだろうか?

など、一見すると小さな不安に思えることでも、それらを解消してあげることが取りこぼし対策にも有効です。

そのため、ランディングページには

  • Q&A
  • お客様の声
  • 申込や解約の流れ
  • 問い合わせ先

など、ユーザーの不安要素を事前に解消できるコンテンツを掲載しておきましょう。

5.画像はターゲット層に適したものを採用する

ランディングページに採用する画像は、ターゲット層に適したものにしてください。

「ターゲットを明確にしてランディングページを作成しているんだから、画像も適切にするのは当たり前」と思う人も多いかと思いますが、画像の選定ミスは少なくありません。

特に、美容関係・健康食品関係のランディングページは要注意。

ターゲット層が20代なのに50代を連想させる画像を採用すると、本来のターゲットである20代は「自分はこの商品に適した年代ではないのだ」と感じてしまい離脱してしまいます。

ユーザーは画像から感じ取るイメージにもとても敏感に反応しますので、大丈夫と思っていても最後にもう一度チェックをしておきましょう。

6.購入ボタンは適切な位置に配置

購入ボタンはランディングページの適切な位置に複数配置しましょう。

リスティング広告で運用するランディングページでは購買意欲の高い層へアピールする序盤に購入ボタンを設置しておくことで、購入へつながりやすくなります。

また、リンクは1ヶ所ではなく中盤・終盤にも適切に配置する必要があります。

例えば、

  • 競合との比較した後
  • ベネフィットを伝えた後
  • キャンペーン情報を伝えた後

など、ユーザーの購買意欲がグンと高まっているであろう位置に購入ボタンを設置してください。

7.ページ表示速度が遅いと離脱を招く

ランディングページの表示速度はとても重要です。

リスティング広告をクリックしてからページが表示されるまでの速度が遅いと、アクセスすることを諦めてしまうユーザーもいます。

表示速度は

  • ソースコードの圧縮
  • 画像サイズ・容量の軽減
  • 高性能なサーバーの採用
  • AMP設定

などを改善し、なるべく早めるべきなのです。

ランディングページの内容だけではなく、表示速度も意識しましょう。

8.クロージングやオファーで購入・申込を促進

ランディングページの終盤ではクロージングやオファーを必ず入れてください。

今すぐ欲しいと考えているユーザー以外は、今買わなくてもいい理由を探す傾向にあります。

もちろんそれで後日購入していただけるのであれば良いですが、ページがどこかを忘れてしまったり、気が変わり購入するのをやめると心変わりすることもあります。

そのため、ランディングページの終盤では購入の後押しをする必要があるのです。

例えば、

  • 10日間限定10%オフ
  • 期間限定特典付き
  • 今月中に限り入会金無料

など、今買うべき理由を提示し購入を促しましょう。

 

まとめ

リスティング広告をより効果的にユーザーに訴求をし、成果へ繋げるためにランディングページはとても有効です。

デジタルマーケティングの手段としてリスティング広告を採用する場合は、ぜひ成果を出しやすいランディングページについても検討してみて下さい。

また今回、リスティング広告とランディングページの関係性についてお伝えしましたが、弊社の公式LINEでは、他にもWebで成果を出すための有益な情報を無料で配信しています。

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